全国高校サッカー選手権第5地区観戦記 2013年8月

8月22日決勝戦 井草に快勝し都大会進出〇西4-0井草

井草高校戦観戦記(2013年8月22日) 
先発メンバーは、第2回戦・第3回戦と同じ布陣でスタート。 
GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、 
MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。 
FWは山浦敬史主将と中野正樹(2年)。以上3年8名2年3名の構成。 
  (交代出場者 なし)

 

西高のユニフォームは、1回戦から白を使用。ゲンを担いだのか、決勝も白のセカンドユニフォーム。保護者の方は、連日の洗濯が大変だったと思います。直前の試合が延長戦となったため、アップのタイミングに苦労する。私立武蔵のきれいな人工芝グランドに、ブロック決勝に残った6チームと、敗戦したチームの見学者も来ていて、グランド周囲は多くの観衆を集めていた。

  

井草のキックオフで開始した。
立ち上がりから井草が仕掛け、GK池田は大声で指示を飛ばす。CB西川はハッキリ大きなクリアで跳ね返す。 
5分経過したころから、西高らしい細かなパスが繋がりだす。決勝戦らしく互角の展開が続く。井草は、西のちょっとしたミスを突いてくる。CB西川CB池田が忙しくなる。FW出身の西川は、次第に体の使い方がCBらしくなり、頼れる存在に成長した。 
14分MF藤田が左サイドで切り込み、3人をかわし、GKを脅かす。16分MF中野雄斗が右サイドをゴールラインまでえぐり、中央へ折り返す。
17分西高らしい展開がでてきたところで、主審は早めの水分補給タイムをとる。 
19分再開直後に、FW中野正樹がアクティブにゴールに迫り、藤田との連携で、CKを取る。
20分服部のCKから左サイドへ回った中野雄斗が山浦とチャンスを拡大する。中野正樹がFKを誘う。右CKから中野雄斗がゴール前に送り、山浦から最後は、MF藤田がゴールを決め、待望の先取点を挙げる。こうした分厚い攻撃によって、3試合無失点を続けていた井草のゴールをこじ開けた。 
22分なおも手を緩めない西高は、やや動揺のみえた井草ゴールへ、FW山浦主将はミドルシュートを試みると、見事にネットをゆらし、2点目をもぎ取った。

 今大会は、水分補給直後の時間帯に、こうした畳み掛ける攻撃をみせていたが、この大事な決勝の舞台で、集中力を発揮した。 

井草は、猛反撃に転じ、西高守備陣から次々とFKを奪う。再びGK池田が忙しくなる。ボランチ入山と服部が守備に徹し次第に跳ね返していく。 
31分FW中野正樹が相手守備陣のちょっとしたミスを突き、シュートを放ち、貴重な3点目を挙げる。前半終了5分前、時間帯的にもよいタイミングで集中力を発揮した。34分井草の厳しい逆襲で2-3人抜かれたが、DF二神が素晴らしいカバーリングをみせる。 
36分前半終了の笛が鳴り、西は3-0のリードで折り返す。

  

後半開始直後から、井草の攻撃は激しさを増す。早い時間帯に点を返したい井草は、分厚い攻撃を仕掛ける。 
3分MF中野雄斗のシュートにより、西高も攻撃態勢を立て直す。GK池田は意識的に大きなキックを蹴り、相手ゴール前の時間をつくり、井草のリズムを変えようとする。10分ようやく西高が細かなパスが繋がるようになる。 
13分井草の鋭い縦の攻撃により、1対1と対峙する大ピンチ。GK池田は果敢に突っ込みブロックする。 
14分中野正樹は局面を打開するため、単純な攻撃に切り替えゴールを狙う。 
18分右CKからビッグチャンスとなり、何人もシュートを試みるが跳ね返される。 
 (相手GKが負傷し治療するロスタイムとられた)
22分水分補給再開後、井草が猛攻。ゴール前にMF服部や、MF藤田までが戻りヘディングで跳ね返す。
25分には、完全に1点取られたケースだったが、ポストにあたり、GK池田がキャッチする幸運があった。 
27分西高はカウンター攻撃を試み、FW中野正樹がGKの逆をとるミドルシュート。これが、見事にゴール左に突き刺さり、井草の息の根を止める4点目となった。 
29分MF中野雄斗はあえて長いドリブルを試み、時間をかせぐ。30分以降は、西高のペースでCKからの攻撃を続け、井草をゴール前に釘付けにする。
最後に、主審の長い笛が鳴り響き、西高は歓喜の時を迎えた。 

 

流石に決勝戦だけあって、3試合無失点の井草守備陣は固かった。また4戦目にして、初めてGK池田は大活躍し、ツキも呼び込み無失点に抑えた。今日の両校の実力は、点数ほどの差はない。選手は厳しい試合を重ねて、実力を伸ばしていく。 

 

9月の都予選へ向け、負傷やふる傷のケアを行い、今回見せた良い点をさらに伸ばすことを考えたらよいと思います。サッカーは楽しいスポーツです。ここまできたら、信頼できる仲間と、最高の自分たちのサッカーをみせ、どこまで強豪に通じるか挑戦してください。 
選手諸君、都大会進出おめでとう。 
選手をサポートした全ての西高サッカー部員のみなさま、おめでとう。 
女子のマネージャーのみなさま、ありがとう。
ここまで選手をご指導いただいてます、高橋先生、寺嶋先生、精神面を支えていただいています北川先生、池田先生、斎藤先生ありがとうございます。 
毎試合応援を行い、洗濯物や食事などを支えていただいている父母のみなさま、おめでとうございます。
(追記:写真撮影は、保護者の西田さんです)

8月21日第3回戦 杉並総合に快勝 〇西 8-1杉並総合

杉並総合戦観戦記(2013年8月21日) 
先発メンバーは、第2回戦と同じ布陣でスタート。GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。FWは山浦敬史主将と中野正樹(2年)。
以上3年8名2年3名の構成。(前半交代出場:MF下山田勇祐(2年),後半交代出場:鶴巻俊人(2年)、FW仙波拓哉、FW折田唯)

 

 所用あり試合開始に間に合わず、筆者が会場に到着した前半29分には、既に、4-0と西高が余裕をみせていた。マネージャーのスコアブックを確認する。開始1分にMF藤田が鮮やかな先制シュートで、西高ペースにすると、給水休憩直後の、23分にMF中野雄斗、23分にMF服部智也、25分にFW山浦主将が立て続けに得点をしていた。この試合においても、勝負の行方を決める時間帯に、西高が畳み掛けている。

 なお、DF二神は怪我のため、DF下山田勇祐(2年)が入る。

  

後半も立ち上がりから西高が主導権を握る。1分交代選手の左DF下山田が、積極的に攻撃参加する。両サイドの深い位置から折り返しがゴール前に集まり決定的なチャンスが生まれる。 
6分ついに、中野正樹→下山田→藤田と渡り、MF藤田がクリーンシュートを決め、5点目。なおも追加点を狙ったが決め切れないでいると、 
9分、杉並総合は単純な前方へのロングボールを受けたFWが、一人をかわし、ロングシュートを放つと、ボールは前進守備のGK池田の頭上をこえ、1点をかえす。 
前掛かりとなっていた体制での失点は、第1回戦のケースと酷似している。 
12分、そのお返しのように、たて1本のロングパスを受けたFW山浦が相手GKと1対1となり、冷静に左隅に流し込み、6点目を挙げ、いやな流れを断ち切った。 
13分大事を取って、FW中野正樹は、FW鶴巻俊人(2年)に交代する。 
17分主審は、早めに水分補給のタイムをとる。
再開後、MF服部は抜群のスタミナで球際の攻防を仕掛け続けCKやスローインを獲得する。 
23分交代したFW鶴巻が左サイドのゴールラインまで持ち込み、正面へ折り返し、FW山浦が丁寧なラストパスを、MF入山に送ると、入山が低い弾道のシュートを左隅に決め、7点目とする。 
24分好調のMF藤田が、右足を振りぬき見事なミドルシュートを決め8点目とする。

前半同様勝負どころでの集中力は素晴らしい。 

27分藤田に代わりMF仙波拓哉が、28分山浦に代わりFW折田唯が投入される。折田が入り、たてへの展開スピードが早くなる。 
CKを得たときは長身DF西川がヘディングを狙う。
GK池田の左足キックはセンターラインをはるかに越え、武器になっている。 
MF中野雄斗は最後の笛がなるまで、ゴールを狙って走りこみシュートを放っていた。
最後まで西高ペースをキープし、主審の長い笛を聞いた。 

 

いよいよ東京都大会進出をかけたブロック決勝戦を迎える。
この3試合は、開始直後、給水タイム再開直後、終了直前など勝負どころの集中力を発揮し、大量得点により、西高ペースで進められた。
これからは、1点差を争う試合展開や、リードされた場面の試合展開も予想される。
負傷や体調面万全でない選手も少なくない。ベンチ登録20人、ベンチ外の全部員も含めた総力戦を戦い抜かないと都大会進出はみえてこないだろう。 

 

記録を確認すると、最近10年間で全国大会での都大会進出は2回あります。
2005年、59・60期が東京都大会2回戦まで進出し、ベスト32になっています。2008年、61・62期が東京都大会1回戦に進出しています。
3年生66期のリベンジは続きます。

8月19日 第2回戦 豊多摩に快勝 〇西7-0豊多摩

先発メンバーは、第1回戦を負傷のため欠場していた中野正樹(2年)が復帰した以外は、第1回戦と同じ布陣でスタート。 
GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。FWは山浦敬史主将と中野正樹(2年)。以上3年8名2年3名の構成。 
(後半交代出場:鶴巻俊人(2年)、折田唯、明星圭太)
豊多摩のキックオフで試合開始。立ち上がり、豊多摩の先制攻撃をしのぎ、2分には、2年のFW中野正樹が初シュート。両軍活発に仕掛け、互いにゴール前に迫る。
GK池田は俊敏に前へ動き、ピンチの芽を事前に摘んでいく。西高は、DF二神やMF入山がボール奪取し、左サイドではMF藤田が、右サイドではMF服部やMF中野雄斗が起点となり、FW山浦、中野正樹までつながるとビッグチャンスになる。

豊多摩の攻勢が続いたところで、主審は水分補給の笛をならす。

20分、給水休憩のリスタート直後、西高は果敢にゴール前に迫り、FW中野正樹がGKと1対1になり、右足で先制シュートを決める。 

さらに、22分左サイドを深く切り込んだFW山浦は丁寧な折り返しをゴール前に送ると、予期していたFW中野正樹が走り込みシュートを決め、2点目を挙げる。 リスタートの5分間に2点を取り、それまで互角だった展開から、西高が一気に主導権を確保した。 
さらに、30分中野雄斗が正確なシュートをゴール右隅に決め、試合を決める3点目を挙げる。 

 

しかし、豊多摩もあきらめることなく、FKからロングシュートを放つが、GK池田が
体の正面でフェアキャッチする。

35分、右CKからの混戦で、上がっていた長身CB池田龍が、押し込み4点目を決める。直後に、前半終了の笛が鳴る。両チームは実力的に4点もの差はない。やはり、リスタート直後や終了前の時間帯での集中力と決定力の差が、出たといえる。

 

後半西高のキックオフで始まり、FW中野正樹や山浦がシュートを浴びせ、相手にペースを渡さない。6分、活躍したFW中野正樹の大事をとり、同じ2年FW鶴巻に選手交代する。MF藤田がFWに上がり3トップ気味に配置する。

 10分左CKを服部が蹴り、ゴール前に詰めていたFW山浦が合わせ5点目をあげる。

15分前線で攻撃的に仕掛けていたFW藤田が倒され、PKを獲得する。

藤田自らボールをセットし、冷静に右隅に決め6点目とする。

投入されたFW鶴巻は、ボール捌きがうまく何度も決定機を作りシュートを放つが、

サッカーの神様はなかなか鶴巻に微笑んではくれない。

 給水タイム後も山浦の運動量は落ちていなかったが、26分山浦に代えFW折田唯を投入。28分その折田の精力的な動きから、鋭い縦パスを受けたMF中野雄斗が

決定的な7点目を決める。

29分MF明星圭太が中野雄斗と交替し左ハーフに入り、藤田が右に移る。

 FW折田はその後もそのスピードを生かし得点機を作り出す。

 MF入山は献身的なボール奪取や、鋭いミドルシュートを放つ。 小柄ながらヘディングに強いのは、飛んでくる球筋に体を入れる、その読みが素晴らしいからであろう。DF二神岳は敵の突破に対し素早く反応し、幾度もピンチを救った。DF鈴木拓真は小兵を生かして相手のいやがる守備をしていた。GK池田欣生、CB西川龍、池田龍を中心とした守備陣は、豊多摩を完封した。 

最後に主審の長い笛が鳴り、西高は堂々第3回戦へ駒を進めた。 

 

 試合後、ベンチ登録を含めた20名全員は整列し、山浦主将が勝利報告を行い、西高グランドへつめかけた大勢の応援者、父母会のみなさまへ一礼をした。今回初めて、父母会有志が作成した「横断幕」と「旗」が掲げられた。「横断幕」には、「出しきれ!西」と大書され、激励の寄せ書きがあります。「旗」は西高校章と”NISHI PRIDE”と書かれています。
連日35度、グランドでは40度前後の灼熱の下、66期3年生12名の最後の戦いが繰り広げられています。1試合でも多くこのチームで戦いたいという気持ちが伝わってきます。体調を整え、まず目の前の第3回戦を戦い抜くことを祈念しています。

 (追記)写真撮影は、父母会の西田さんです。

8月18日第1回戦練馬工業に快勝 〇西 8-1練馬工業

 4月の高校総体で初戦PK負けという厳しい結果から、66期(3年)は、12名が残り、武尊高原の夏合宿をやり抜き、67期(2年)25名、68期(1年)は15名とともに、全国大会初戦に臨みました。 
布陣は、GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。FWは山浦敬史主将と鶴巻俊人(2年)。(後半交代出場:折田唯、明星圭太)
西高のキックオフで試合開始。立ち上がりから、西高が中盤を支配し、得点機を作っていく。 
ついに、10分、MF 中野雄斗が深く切れ込み、ゴール前に折り返すと、FW 山浦主将が丁寧に合わせ、先制ゴールを挙げる。16分には、MF 服部のセンターリングを中野雄斗が右サイトから押し込んで2点目。 
20分に主審は、水分補給タイムを2分与える。 
再開直後に、センターサークル付近から、右サイドを服部と中野雄斗が二人のパス交換だけで、ゴール前に迫り、中野雄斗がゴール右隅にラストパスのようなシュートを鮮やかに決め3点目。このように息のあった二人のトライアングルパスだけでゴールを決めたことは練習の成果といえよう。 
精力的に動いているMF入山が、ロングシュートを放つが惜しくも右ポスト。MF服部は、周囲をよく見て、適切なタイミングで左へクロスをいれ展開を図る。 
31分には山浦がゴール前までつめ、押し込み4点目。 
圧倒的な西高ペースで、GK池田がボールを触ったのは1-2回程度。ところが、33分練馬工業のロングシュートが決まり、1点を返される。 
前半は4-1で主審の笛がなる。 

 

後半は、西高が風上。2分、左CKをMF服部が蹴り、ゴール近くへ上がっていた長身CB西川が得意の頭で合わせ、5点目を挙げ、後半も西高ペースを継続する。

 左サイドで、MF藤田がキレのある動きをみせ、鋭いミドルシュートを放つが惜しくもポスト。FW鶴巻は、決定的なチャンスを何度も掴むが、GKに阻まれる。

12分FW折田が投入され、藤田と交代。3トップとする。

15分MF中野雄斗が右サイトを深く切り込み、センタリング。ゴール前に走りこんだ、FW折田が頭で合わせ6点目。 

16分は、センタリングでゴール前の競り合いから、オウンゴールで7点目。

 27分MF明星が左サイドに投入されFW山浦を休ませる。明星は、果敢にシュートを2本放つが、GKに阻まれる。 

27分右サイドから、FW折田がチャンスを作り、MF中野雄斗がミドルシュート。鮮やかに決まり、8点目。中野雄斗はハットトリックを達成する。 
試合は、このまま西高ペースで主審は終了の笛を吹く。  
夏合宿や練習試合の成果が発揮され、久々の大量得点で、初戦を突破しました。 
ただし、オフサイドを取られすぎるなど、反省点も数多くあります。 
体力を回復し、35度近い猛暑の中、2回戦豊多摩戦も悔いを残すことなく、全力で戦ってほしいと思います。