全国高校サッカー選手権大会 都大会 観戦記

都立葛飾野戦 観戦記  (2013年9月22日) 〇西 2-0 都立葛飾野

台風のため、駒沢補助球戯場での予定が、対戦相手の葛飾野高校グランドとなり、完全アウェイであったが、熱心な保護者有志や、若手OB・OGが駆けつけ、選手たちは、いつもと変わらない雰囲気で戦えたと思います。
 先発メンバーは、地区予選と変更なく、
GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、
MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。
FWは山浦敬史主将と中野正樹(2年)。以上3年8名2年3名の構成。
  (交代出場者 FW鶴巻俊人(2年)、MF西田将(2年))
(試合時間は、40分ハーフ。延長戦20分。決しないときはPK戦)
10時丁度に、西高のキックオフ。西高チームは立ち上がりの時間帯の重要性を今大会、よく理解している。ツートップの山浦主将と中野正樹が次々とシュートを放つ。
葛飾野の逆襲に対しては、DF鈴木などがスライディングで阻止する。流石に都大会の試合であり、お互いに攻守の切り替えが早い。主審は、正当なチャージであれば、激しいプレーでも認めており、より高いレベルのサッカーを指導しているようにみえた。葛飾野は体に使い方がうまく、ファウルを取られないボール奪取が巧みである。
西高イレブンはコンディションが良いようで、動きは全員はつらつとしている。
右サイドは、DF鈴木が起点となりMF服部、中野雄斗がツートップをいかす動きをする。
左サイドは、DF二神が起点となり、MF入山、藤田コンビがビッグチャンスを作る。
15分くらいまでは、やや西高ペースの展開が多かったが、17分西高CBの不用意なホールディングから、葛飾野の猛攻が続く。特に左サイドからの攻撃が鋭く、ゴールポストのバーを叩くシュートも浴びる。
MF服部の積極的な守備で、西高ペースを取り戻す。
22分水分補給タイムが入る。
再開後の主導権をどちらが取るか注目されたが、葛飾野が右サイト縦の突破から、GK池田がかわされ、センターへ折り返しの決定機を葛飾野FWが外した。
25分FW中野正樹は、強引にドリブル突破からシュートを放ち、西高へ主導権を取り戻した。
27分MF藤田の粘りでFkを獲得。この時の服部のキックはやや大きすぎた。
中野雄斗と鈴木でボール奪取し、入山→中野正樹→山浦→藤田などとよくつながるようになる。
31分中野正樹の粘りからFKを獲得し、右サイドから服部がゴール前に切れ込む選手に合わせると、長身CB池田龍が見事にヘディングを決め、貴重な先制点を西高にもたらす。GK池田は「ゆるめるな西」と激をとばす。
33分葛飾野の左サイドからの反撃をGK池田が好セーブ。
41分それまで守備的だったMF入山が、オーバーラップをみせ、果敢に攻め込む。守りきるのではなく、もう1点とるぞという入山の姿勢が現れたプレーである。
前半を1-0で折り返す。
 
後半は葛飾野のキックオフで再開。
早く追いつきたい葛飾野の猛攻が続く。CB西川龍やCB池田龍がクリアする。
7分、右サイドからの反撃から、FW中野正樹の強いシュートはGKの必死のパンチに阻まれる。8分FW山浦が守備でも貢献する。危険な時間帯を抑え込む。
16分西高ペースとなり、葛飾野ゴール前で分厚い攻撃でプレッシャーをかけ、
藤田のシュートがバーに当たる。
17分逆襲から、FW山浦が、センターライン手前で受け、そのままドリブル突破し、相手DFを振り切り、釣り出されたGKの動きを見定め左へ強いグラウンダーのシュートを見事に決め、山浦主将自ら、勝利を呼び込む2点目を獲得する
21分積極的な守備が持ち味のGK池田が、ペナルティエリアの前へ走り込みクリアする。
22分水分補給タイム。
葛飾野は、選手交代を開始し、次々とフレッシュな選手を投入する。
23分山浦はオフサイドとなるが、3点目を狙う姿勢は評価できる。また、山浦が守備でブロックしたボールが、葛飾野ゴールへ飛び、あわやというシーンも生む。
25分中野正樹がファウルを受け、一時タッチライン外で応急措置をうける。
28分右からのFKのチャンスには、CB西川がゴール前まで上がる。
29分MF入山がやや厳しい判定に見えたが、ホールディングとしてイエローカードを受ける。おそらく主審は、残り時間が少ないため、ラフプレーが増加することを懸念して、厳しくイエローカードを出したものと思います。
葛飾野の反撃が続き、好守備をみせているDF二神がクリアする。
35分を過ぎて、地区予選では経験していない時間帯に入り、足をつる選手も出てくる。
38分FWに鶴巻、MFに西田を投入。山浦主将は、DFに下がる。
40分ロスタイムに入ってもスタミナに自信のある、MF中野雄斗、DF二神や
フレッシュな鶴巻・西田が3点目を試みる。
42分葛飾野最後の攻撃もGK池田が必死の好セーブで、守りきる。
主審の長い笛がグランドに鳴り響き、西高はアウェイの地で、都大会1回戦を突破する。
 
保護者有志が作成した、ブルーの応援マフラー(西高サッカー部史上初)もデビュー戦を飾りました。また1996-2004年にサッカー部顧問をされた越部良一先生(現在三田高校)も温かく見守っておられました。 
次は、都立最強の東久留米総合高校戦です。西高は、失うものは何もありません。
一方シードされたチームの緒戦は、固くなるものです。今大会でみせた、時間帯の集中力を発揮すれば、勝機は必ずあると思います。66期と67期のチームワークは最高です。コンディションをベストに持っていくことを第一に心掛けて、10月13日を迎えてください。
 
追記:写真撮影は、保護者会西田さんです。
先制点のCB池田龍。歓喜のイレブン
先制点のCB池田龍。歓喜のイレブン
山浦主将の気迫の2点目
山浦主将の気迫の2点目

都立東久留米総合戦の観戦記(2013年10月13日) ● 西 0-10東久留米総合

西武池袋線「清瀬」駅から徒歩15分に位置する都立東久留米総合高校のグランドは、都立唯一の天然芝(人工芝を訂正します)。部員総数はなんと220名、全国選手権大会出場2回というサッカー強豪校である。
西高は勝ち進んできた白いセカンドユニフォーム。
東久留米は、スカイブルーのユニフォーム。
先発メンバーは、地区予選および都大会1回戦と変更なく、
GK池田欣生、CBは西川龍と池田龍(2年)、DFは右に鈴木拓真、左に二神岳、MFは、右から中野雄斗、服部智也(2年)、入山鼓、藤田璃生。FWは山浦敬史主将と中野正樹(2年)。
以上3年8名2年3名の不動の構成。(前後半交代者なし)
10時丁度に、東久留米のキックオフで開始。風は横からの微風。
東久留米ボランチの10番が組立てゴールに迫るが、DF二神がクリア。
4分、FKを西川がゴール前に蹴り、混戦から西高が初シュート。
5分、西高のパスがつながるようになる。
7分、東久留米の攻撃に、GK池田は積極的にペナルティエリアぎりぎりまで出て、相手攻撃の芽を摘んでいく。
9分、主審は、GK池田が、ペナルティエリアを出てプレーしたとして、ハンドを取る。池田はボールを返したが、その対応にイエローカードも出す。東久留米はゴール左正面からのFKを、ものの見事に左隅に決め、先制点を奪う
11分、GK池田は気落ちすることなく、右サイドからのセンターリングをナイスキャッチ。
東久留米は、とにかく縦への攻撃スピードが速い。中盤では、常に縦パスを意識して、切れ込み左右の折り返しで、ビッグチャンスを数多く作る。
13分、久留米の左CK。池田のパンチが小さかったが、DFのヘッドなど全員の高い守備意識でクリアする。
17分、西高の反撃で、ゴール前に迫ったFW中野正樹がGKと1対1となり低いシュートを放ち1点かと思わせたが、相手GKが必死のナイスセービングをみせる。
21分、東久留米は左サイドに攻め込み、細かなパスで正面につなぎ、確実なシュートで2点目を奪う
24分、西も反撃し、ゴール前まで攻め込み、中野正樹のラストパスは惜しくもGKが収める。
31分、東久留米の分厚い攻撃に、DF二神が冷静にクリア、DF西川が、縦へ走る相手を体を張って止める。DF鈴木は小柄ながらスピードでカバーする。長身DF池田はヘディングの競り合いを負けない。
38分、残り時間をみてチャンスと見ると、ボランチ入山は、正確なボールコントロールからチャンスを作り出す。右サイドの服部、中野雄斗のコンビから中央へ折り返しがあり、西高らしい攻撃パターンを見せる。
39分、東久留米のシュートをGK池田がパンチで弾く。
40分、ロスタイムなしでハーフを終了。
 
後半は、同じメンバーで西高のキックオフ。
1分、同点を目指す西高が積極的にゴール前まで攻める。
互角の展開がつづく。
7分、東久留米が10番を起点に左サイドを崩し、7番が右隅に、試合を決める3点目を奪う。
10分東久留米は再び左サイドから、個人技の光る4点目を決める
11分、西高は反撃し、FW山浦と中野正樹でチャンスを作る。
14分、左サイドからチャンスを作り、FKを得る。服部のキックに、長身DF西川龍とDF池田龍がゴール前に詰めるが、惜しくも相手GKが直接キャッチする。
17分、西高ゴール前の混戦から、東久留米がいち早くプッシュし、5点目。
18分、すぐ、MF服部とFW山浦の連係プレーによりゴール前まで迫る。
22分、反撃を試みる西高に対し、カウンター攻撃による東久留米の速攻が冴え、西ゴール左へ6点目。
26分7点目、27分8点目とカウンターから落ち着いたシュートを東久留米が決める。
28分、それまで、守備に追われていたボランチ入山が、攻撃参加し、右から折り返し、FW山浦がシュートし、相手GKが懸命に抑えるシーンを作り出す。MF藤田も持ち前のテクニックで相手を崩す。
32分、西高ゴール前で、東久留米FWがバックスを切り返しで振り切り、9点目。
39分、西高は、MF入山を起点に、中野正樹、山浦へつなぎ、最後は、ゴール前まで上がってきたMF藤田が倒れ込みシュートを放ったが、相手GKに阻まれる。
40分、東久留米のゴール前のシュートをDFが体を張って防ぐが、跳ね返りを決められ10点目。
42分、主審は長い笛を吹きノーサイドとなった。
 
 西高は足をつるものは、一人もなく、西高らしい攻撃を繰り出し最後まで戦った。特にMF中野雄斗は捻挫のため出場を危ぶまれたが、テーピングで固定し出場し最後まで走りとおした。
試合終了後のイレブンの表情は、本大会をやりきったことでの満足感があったのか、晴れ晴れとしていたように見えた。
3年生12名が参加した夏の合宿を乗り越え、結束を強めたチーム全員が、
東京都ベスト32という成果とともに、サッカーを通じた友情を高めあったことでしょう
第66期の諸君、感動をありがとう。
第67期、第68期の諸君、おめでとう。今後の新チームでの活躍を期待しています。 
高橋先生、寺島先生をはじめ、顧問の先生方に感謝申し上げます。
物心両面で選手を支え、サッカーの厳しさ楽しさを選手とともに経験された保護者のみなさま、おつかれさまでした。
西高サッカー部OB・OG、全ての関係者のみなさま応援ありがとうございました。