全国大会 東京都一次予選 2017.8.16

第1回戦 都立鷺宮戦の観戦記

 

●都立西高 1-3(前半0-1、後半1-2)都立鷺宮
     
40分ハーフ 会場:私立武蔵グランド 天候:終始小雨、微風。   
先発メンバー:GK西原壮太(70)、CB高田海聖(70)、CB下山田徹大(70)、右SB長尾璃人(71)、左SB櫛田潤(70)、
ボランチMF大村拡平(70)、ボランチMF小澤卓也(71)、右MF佐瀬功平(72)、左MF箕輪統(70)、FW石塚奏太(70)、FW福渡渓太(71)。
  交代出場:MF新町太一(70)SB渡辺莞爾(71)
登録メンバー:GK黒澤暁久(71)、古水戸直哉(71)MF川頭勇介(71)DF勝見健太(71)、老沼稜登(71)、久田大和(72)、小島侑平(72)。

西高の先発メンバーは、703年生7名、712年生3名、721年生1名の構成。

登録メンバー20名の構成は、708名、719名、723名。

(前半)
11
30分、赤系統の新ユニフォーム、都立西は風上を取り、鷺宮のキックオフで試合開始。
システムは4バック、2ボランチ、2トップ。春の3バックから4バックへ戻し、攻撃力を発揮できる陣形と言える。
0
分 鷺宮はキックオフから積極的に波状攻撃を仕掛ける。西はMF陣の大村、小澤、箕輪、佐瀬が中盤を競う。共に、立ち上がりの5分の重要性を意識している。

1分、2分、3分と鷺宮がコーナーキックを獲得する。2年長尾のアタックや、CB高田のはっきりとしたクリアが光る。

4分、FW福渡の個人技は、守備の面でもチームを立て直す。

6分、SB長尾が粘り、ボール奪取し、攻撃の起点となる。

9分、鷺宮の25mFKに対し、GK西原が好セーブをみせる。西原は安定感がある。

10分、12分にも鷺宮のFK。西は全員に守備の意識が高く、決定機を作らせない。

13分、西は、次第に中盤を作れるようになる。MF大村とMF箕輪が左サイドを突く。

14分、CB下山田が相手のスピード攻撃をカットする。

15分、GK西原を起点に、大村⇒箕輪⇒小澤へ渡り、右サイド攻撃に移るなど、縦への早い攻撃が機能しだす。

16分、右サイド小澤からゴール前へ折り返し、チャンスをつくる。

17分、CB下山田を起点に、FW福渡がゴール前へ迫る。FW石塚がゴールを窺う。西高の時間帯が続く。

19分、MF箕輪が個人技でボール奪取しチャンスメーク。

21分、MF小澤が前線で守備し、逆襲につなげる。

22分、鷺宮の右CKを、西守備陣がヘッドでクリア。

23分、MF大村の力強いドリブル突破により、FW石塚につなぐ。

24分、MF大村からFW福渡につなぎ、相手GK11となるが得点ならず。

26分、鷺宮はFKからCKの好機を掴む。大村は、ショートコーナーを見抜き、クリアする。

29分、鷺宮が右20mFKを獲得。直接ゴールを狙う。バックスに軽く当たり、コースが変わり、ゴール左隅へ。ショートバウンドしたこともあり、GK西原の手をかすめ、ゴールイン。鷺宮が先制する。0-1.

31分、右サイド、MF佐瀬の個人技によるボールキープが光る。

32分、鷺宮主将10番が、ボールの競り合いで、しっかり腰を入れ、ボール奪取する。基本に忠実である。

35分、西は、FW福渡が左サイドで起点となり攻撃する。

37分、MF大村⇒箕輪のコンビで切り込み、箕輪が強烈なシュート。鷺宮GKが好セーブ。前半での最大の得点機であった。

39分、右サイドからFKを大村がゴール前へ蹴り、西がゴール前へ殺到する。

40分、CB下山田が起点となり、FW石塚が思い切りのよいシュート。

41分、主審が前半終了の笛を吹く。前半は0-1.

 

MF新町の意地の一撃。
MF新町の意地の一撃。
歓喜の新町と櫛田。
歓喜の新町と櫛田。

 

試合開始前から小雨、試合終了まで雨が止むことがない。ただし、私立武蔵のグランドは、水はけのよい人工芝のため、水たまりは気にならないが、軟弱になった地面に足を取られる時がある。17日連続雨、40年ぶりの記録的雨の日が続く。最高気温は、22.8度と肌寒い一日であった。

 

(後半) 

選手交代、1年生MF佐瀬に代わり、3年生MF新町太一が投入される。新町は春の大会に負傷欠場している。夏合宿をこなし満を持しての出場。 

0分、西のキックオフで再開。立ち上がりから、元気がよい新町や、小澤が右サイドから西が攻勢をかける。SB櫛田が巧みにボール奪取し、攻撃に厚みを出す。 

3分、鷺宮の立ち上がり攻撃も厳しく、右サイドからCK3回獲得し、ゴール前に迫る。立ち上がり5分間の鷺宮の攻撃は、大村のヘッドなど全員で跳ね返す。 

7分、再び西の反撃は、左サイドのMF箕輪からFW福渡のコンビで、積極的にミドルシュートを狙う。 

8分、鷺宮の選手交代、FW9番からMF19番へ。この時、主将の10番はMFからトップへ上がる。この交代が後に試合を決めることになる。 

10分、西は、CB下山田のFKから右CKのチャンス。新町がシュート。 

12分、大村を起点として、新町、福渡、小澤、へとパスの連携が滑らかになる。 

13分、大村のミドルシュートなど、西の時間帯と思われた。 

14分、鷺宮の素早いカウンター攻撃、トップに入った10番は飛び出し、一瞬オフサイドかと思われたが、フリーで受け、右足ゴール左へ決める。そのまま、得点が認められ、0-2となる。 

15分、西は直ちに反撃し、MF小澤がミドルシュート、右へ。 

16分から21分、再び鷺宮の猛攻。GK西原が懸命にゴールを守る。 

22分、SB櫛田の粘りが起点となり、MF箕輪がシュート。 

23分、左SB長尾に代え、SB渡辺を投入する。

24分、MF大村の力強いドリブルで押し上げ、FW福渡へ。DFも押し上げゴール前へ迫る。MF新町がゴール前で相手DFより一瞬早く、低くシュートすると、ゴール右隅に決まる。まさに、新町の「意地の一撃」、全員が押し上げた一撃であった。1-2. 

26分、再度、ビックチャンスがあり、FW石塚がゴール前に迫る。 

30分、鷺宮の反撃は、シュートミスで助かる。 

31分、FW福渡の個人技で右サイドをえぐり、ゴール前に折り返えす好機を作る。福渡は、ファウルを審判に取られるくらい、守備でも積極的に動く。 

34分、左サイドから、SB渡辺が駆け上がり、センタリングで好機を作る。 

35分、鷺宮のカウンター攻撃で、駆け上がった10番が、GK西原と激突。レッドカードが出ても文句を言えないペナルティエリア内のGKへの激突。主審はイエローカードを直ちに上げる。GK西原に打撲があり、負傷手当が行われた。春の大会で西原は後半8分で負傷退場を余儀なくされたが、今回は、健気にプレー継続できた。 

37分、MF箕輪から、ゴール前へ折り返し、相手DFのハンドリングかと見えるシーンがあった。 

38分、右CKを箕輪が絶好のキック、西はゴール前へ殺到。MF小澤がジャンプヘッド。しかし一瞬タイミングが早く得点機を逃す。 

42分、西は1点差を追い、全員攻撃に移り、下山田、櫛田も押し上げ、福渡、箕輪、石塚がゴール前に迫り、最後は大村がシュート。GKに阻まれる。 

43分、鷺宮はカウンターから右CKを獲得し、西ゴール前に迫り、ヘッドで決定的な3点目を挙げる。0-3. 

44分、西の反撃で、福渡から石塚に渡りGKと1対1となるが、得点ならず。 

44分、主審の長い笛が鳴り、試合終了。1-3で惜敗する。 

 

*春のリベンジはならなかったが、内容的には互角の展開となり、西の時間帯を多く作った。しかし、その時間帯にカウンター攻撃を受け、決定的な2点目を奪われた。鷺宮は、雨を意識してか、枠内シュートを数多く打っていた。DFに当たりコースが変わった1点目のFKがそのケースの一つである。 

*中盤は、ほぼ互角に戦えていた。ボール奪取の意識はFWでも高い。敗戦は悔しいが、内容をよくチームで分析し、改善点をチームで共有することが大切である。 

*新人戦は、11月に迫っている。7172期のメンバーで徹底的にミーティングすることが必要である。勿論、体幹の強化など、個人のレベルアップは大前提です。 

 

*3年生70期は、8人が夏合宿で鍛え、全国大会に臨んだ。結果は不満足でしょうが、各自が出来ることを行い、プロセスはしっかりやったといえる。思い残すことはないのではないか。春は、負傷欠場した新町が1点を挙げ、GK西原は最後までゴールマウスを守り切った。体調万全ではなかった選手も足をつる場面もなく、最後までチームのために走り切った。数多くの感動を与えて頂いた70期の諸君に感謝したい。 

 

末筆ながら、日ごろ丁寧なご指導を頂いています、平山先生、寺島先生、精神面で支えて頂いています斉藤圭子先生、篠田健一郎先生に感謝いたします。 

毎試合、選手の準備を手伝い、試合を応援し、素晴らしい写真をご提供頂いています、父母の皆様に感謝いたします。

 

西CKの好機に全員攻撃。
西CKの好機に全員攻撃。
石堂整列、応援者へ感謝の言葉。大村主将らイレブンと登録選手。
石堂整列、応援者へ感謝の言葉。大村主将らイレブンと登録選手。