地区新人選手権 第5地区の観戦記

2013.12.22準決勝:都立石神井戦  ●西1-4

先発は、緒戦から同じ(登録20名中、1年生は2名)GK佐々木祥彦、CBは池田龍と柴田普天、SBは右に久保歩未、左に石川晃、MFは、右から西田将、服部智也、下山田勇祐。FWは右に湯浅太周、中央に中野正樹主将、左に鶴巻俊人。以上全員2年生(67期)(交代出場者:DF茂木渉、FW小倉拓(1年))(試合時間は、35分ハーフ)
快晴だが北風が気になる天候、人工芝の、武蔵グランド。石神井のキックオフで試合開始。
立ち上がりから積極的に攻めたのは石神井。CB池田、柴田は最初からフル回転。
1分にはシュートがサイドネットへ飛ぶ。西高もFW中野主将が落ち着いてキープし、左サイドFW鶴巻から、センタリングし対抗する。
4分には、MF服部→FW中野→FW湯浅センタリング、FW鶴巻がシュートするなど球廻しが良くなる。互角の展開が進む中、石神井はロングシュートを試みるなどゴールへの意識は高い。特に右サイドの攻撃が鋭い。個人技で突破される場面もある。
17分に石神井は縦一発で、ゴール前に迫り、GK佐々木と1対1になるが、左に外れことなきを得る。21分には、GK佐々木はペナルティエリアを飛び出し、CB並のスライディングで石神井の攻撃を防ぐ好判断が光る。
23分には、左サイドをFW鶴巻が攻め、右サイドをMF西田が攻める。
27分に、自陣からの反撃でMF下山田から長いパスをFW中野に繋げ、中野は左へ鋭いシュートを放つが、石神井GKが横っ飛び好セーブする。
28分MF服部からFW中野さらにMF西田がミドルシュート。
29分石神井が決定的な1対1のシーンを迎えるがGK佐々木が右へセービングし、先制点を許さない。
32分MF服部、MF西田、FW湯浅、MF下山田などで西高らしい球廻しが展開される。
34分、石神井の強力な右サイド攻撃(7番)から、ゴール前の一瞬のマークの甘さをつかれ、11番のシュートが西ゴール左隅に決まる。前半終了直前の大事な時間帯に石神井が先制点を挙げる。西ゴール前の人数は足りていただけに、悔やまれる守備陣である。まだ、四人のDFとMFの連携が未完成。縦への突破を許す回数が多く、中盤でのチェックの甘さも反省点。GK佐々木の好セーブがなければ、あと2~3点は許していた。
1分のアディショナルタイムがとられ0-1で前半終了。
 
後半、西のキックオフで始まり、西高は意識して攻勢に出る。
1分左サイドFW鶴巻が走りセンタリングをMF服部がシュート。
2分ゴール正面のFKをFW中野が低いシュートでゴールを狙う。
3分左CKをMF下山田がゴール前へ送るが跳ね返される。DF陣もやや高いラインを保ち、波状攻撃をかけていく。
ついに6分、石神井ゴール前の混戦から、MF服部が押し込み、西高は1-1の同点に追いつく。
しかし、直後の7分石神井は、キックオフすると、いきなり10番(榎戸主将)が超ロングシュートを放つ。放物線を描いたボールはGKの頭を超え、西ゴールネットを揺らす。大勢の観客も何が起こったのか目を疑うような、失点シーンであった。試合巧者石神井は、一瞬で2-1とリードを取り返した。左SBに石川に代わり茂木が入る。
9分石神井が1対1の好機を作るが、当たっているGK佐々木が攻守。
11分FW中野のドリブル突破から、FW鶴巻がセンタリングし中央からシュート。石神井の攻撃に対し、DF陣はしばしば、オフサイドトラップで対抗する。CB柴田は、相手FWに走り負けずブロックする。
16分、一瞬フリーとなったMF西田がシュートするが相手GKに阻まれる。互角の展開で膠着状態となる。この状況を打開するのは、やはりFW中野のドリブル突破である。石神井は、次々に選手交代して新しい攻撃を仕掛けてくる。
28分には、FW鶴巻の左サイド攻撃からセンタリングし、石神井ゴール前にビッグチャンスを作る。
30分石神井の攻撃に対し、CB池田がスライディングで止める。交代した左SB茂木は走り負けずブロックする。FW湯浅に代わり、1年生FW小倉がピッチに入る。
残り5分となった31分、石神井は右CKの機会に、ファーサイドへ送り、フリーの選手がヘディングで試合を決定づける3点目を獲得する。どちらかというと、後半は西高ペースだっただけに、石神井はセットプレーに懸けていたのではないか。またしても残り5分の時間帯に失点した。
その後西高はやや気落ちしたのか、32分攻勢を取られ、1対1の場面は、GK佐々木が死守する。
しかし直後の33分、相手の10番にドリブル突破を許し、シュートを左隅に決められ、4点目。DFは振られシュートシーンでも飛び込めず個人技により奪われる。
35分、それでも諦めない西高は、FW中野の頑張りで逆襲。SB茂木が左サイドをえぐる。
左CKからチャンスを作る。MF服部がミドルシュートを放ち、GKがキャッチした時、1-4でノーサイドの笛が鳴った。この結果、石神井が決勝戦へ駒を進めた。
 
試合後、「強いチームとやり、どこまでやれるか分かったので、楽しかった」というある選手の言葉が印象的であった。
 西高は、新チームとして、連携プレーが未完成です。DF陣の個人技は1対1など強くし、MF陣も球際に強くなる課題があります。FWはポストプレーを確実にこなす力をつける。などなど。
ただし、新チームはかなりやれることも証明した。足をつる選手もなく、最後まで走りきった。胸を張って、次の目標へ迎えると思います。石神井のような、強いチームと対戦することで、修正点が明確になります。来年4月の高校総体予選へ向けて、チームの中でよく話し合うこと、また筋トレなどで体幹の土台もじっくり鍛えていただきたい。
 
末筆ながらご指導いただいています顧問の先生方と応援していただいた関係者の方々に御礼申し上げます。

2013.12.15準々決勝:都立武蔵丘戦 〇西4-1

開始1分CKからCB柴田のジャンピングヘッドで先制
開始1分CKからCB柴田のジャンピングヘッドで先制
14分FW鶴巻のロングパスに2列目から走り込んだMF西田のシュートで2点目
14分FW鶴巻のロングパスに2列目から走り込んだMF西田のシュートで2点目

先発は、3回戦と同じ(なお1年生が2名登録される)GK佐々木祥彦、CBは池田龍と柴田普天、SBは右に久保歩未、左に石川晃、MFは、右から西田将、服部智也、下山田勇祐。FWは右に湯浅太周、中央に中野正樹主将、左に鶴巻俊人。以上全員2年生(67期)(交代出場者 DF茂木渉、FW小倉拓(1年))(試合時間は、35分ハーフ)
快晴ほぼ無風、人工芝の好コンディションの下、西高のキックオフで試合開始。いきなり、左サイドをFW中野が直線的に速攻し、左コーナーキックを獲得。MF下山田がファーサイドまでキックし、走り込んだCB柴田がジャンプ一番、鮮やかにゴール左へ押えの効いたヘディングシュートを決める。わずか開始1分のゴールで、西高は、試合の主導権を握ってしまった。
しかし、6分、7分に武蔵丘は、得意の左サイド攻撃を仕掛け、折り返しのシュートシーンをみせ、その都度、GK佐々木が好判断をみせる。西高の守備陣は、慎重にいく反面、相手FWとの間を取りすぎ、縦に走られ、折り返す時のアタックが後手に回っている。この後もしばしば、縦への突破を許す場面があった。
10分FW中野が粘ってFKを獲得したり、キープ力を発揮する。MF西田はヘディングの競り合いに勝って攻撃のリズムを取り返す。MF下山田は、ゴール前へチャンスボールをフィードする。
14分左サイドからFW鶴巻がロングボールをペナルティアーク付近へ送ると、2列目から走り込んだMF西田がトラップして自らシュート。見事に決まり、貴重な2点目を挙げる。自軍ゴール前の守備から相手ゴール前のフィニッシュまで豊富な運動量で成長著しい西田らしいゴールであった。
16分FW鶴巻の快速ドリブル突破、17分MF服部の豪快なロングシュートなど、西高ペースで展開する。FW鶴巻による左サイドの突破力は相手チームの脅威になっている。
19分には、FW湯浅と中野のコンビでシュートチャンスを作る。21分FW中野の反転シュートは惜しくもGKの好守に阻まれる。24分西高らしい、パスワークが、MFとFWの間で展開される。FW湯浅は、ポストプレーをしっかりこなしている。この間に、西高としてはあと2~3点取りたかったが、さすがに手の内をわかっている武蔵丘守備陣が意地をみせる。35分、アディショナルタイムなしで笛。前半を2-0で終了する。

 

後半開始後の5分、西高は、FW中野のキープ力からゴール前でビッグチャンスを作り、最後は、MF下山田が押し込む。西高は、大変良い時間帯に試合を決める3点目を挙げる。チーム全員の意思統一が図られている。
6分SB石川が相手の厳しいスライディングを受け、足を痛め、SB茂木と交代する。
8分FW中野がボール奪取し、相手を次々を抜き、自らシュートするもグラウンダーのボールは右に外れる。
10分交代した左SB茂木は、突進する相手FWに、腰を入れてタックル。相手は跳ね飛ぶが、正当なディフェンスとして認められる。試合をあきらめない武蔵丘は16分左サイド、17分右サイドとセンタリングを上げて西ゴール前へ迫るが、GK佐々木は落ち着いてセービングする。
21分西が反撃し、ゴール前へ迫り、最後は好調のMF西田が4点目を決める。
22分1年生FW小倉を投入する。(湯浅と交代)小倉は新人らしくハツラツと走り廻り、ボールを受けようとする。
武蔵丘は足をつる選手も出てきた。しかし、武蔵丘は32分厳しい右サイド攻撃を繰り出し、ゴールラインから折り返し、中央でFWが合わせて西高ゴール左隅に流し込む。武蔵丘は意地をみせ、1点を返す。西としては、マークの甘さを突かれた反省の1点である。
33分MF服部はミドルシュートを放ち、相手GKの攻守に阻まれるが、最後まで攻める姿勢をみせる。西高は左CKからの攻撃を仕掛ける。
35分、アディショナルタイムなしで、長い笛が鳴り、西高は4-1で勝利する。 

 

今日の得点者は、CB柴田、MF西田、MF下山田であり、どこからでも得点できるチームとなってきた点が大きな収穫である。一方、ディフェンスの甘さは反省点であろう。縦への突破を許すと致命的なピンチを招くので、相手との間のつめ方の修正と、SBとMF、SBとCBがより連携して守備をする意識を高める必要がある。
22日は準決勝、サッカーの伝統校石神井戦を戦い抜くことを期待しています。
(追伸:添付された写真は、保護者有志の方のご提供です)
後半5分下山田が試合を決める3点目
後半5分下山田が試合を決める3点目
試合前、円陣を組む西高イレブン
試合前、円陣を組む西高イレブン

試合前の両軍整列。西高は白
試合前の両軍整列。西高は白
晴れ晴れと挨拶へ向かう西高イレブン
晴れ晴れと挨拶へ向かう西高イレブン

2013.11.24 第3回戦 都立杉並工業戦 〇西5-1

(24日は、杉並公会堂「西高の夕べ」で小倉純二日本サッカー協会名誉会長の講演があったため、OB・OG会は新人戦3回戦を観戦していません。このため、ご了解をいただいて、父母会の方の報告を掲載させていただきます。)

第3回戦の会場は、八王子市の穎明館(えいめいかん)グランド。

前半2-0、後半3-1、合計5-1で都立西高は、都立杉並工業を破り、準々決勝に進んだ。なお第5地区でシードされた4校のうち3校が敗れる波乱があり、勝ち残る8校のうちシードを守っているのは、第2シードの西高だけとなった。

先発メンバーは、第2回戦と同じ。GK佐々木祥彦、CB柴田普天、池田龍、右SB久保歩未、左SB石川晃、中盤は、MF服部智也、下山田勇祐、西田将、FW陣は湯浅太周、中野正樹、鶴巻俊人。(交代出場選手:DF會澤三士郎、FW茂木渉)

 

杉並工業戦長身DF池田のヘディング先制点
杉並工業戦長身DF池田のヘディング先制点
杉並工業戦MF西田のループで2点目
杉並工業戦MF西田のループで2点目

得点経過

前半19分 左CKをMF下山田がファーに構える長身DF池田に合わせる。高い打点の池田のヘディングが、杉並工業ゴールを襲い、懸命の相手DFをかすめて先制点をたたき出す。

前半23分 西高ゴールライン近くのスローインから、チャンスを掴み、中央にいたDF池田の動きにあわせて、ゴール前に走り込んだMF西田が相手GKのポジションを確認して、ヘディングシュート。ループ気味のボールは前に出てきたGKの頭の上を越え貴重な2点目となる。35分ハーフの前半を2-0で終える。

後半 3分 左サイド攻撃で、FW鶴巻とMF服部のパス交換から、鶴巻のラストパスをFW湯浅が押し込み、試合を決定づける3点目となる。

後半13分 FW中野からFW鶴巻にわたり、ゴール前の混戦となる。MF西田が転びながらも足だけでつなぎMF服部が強烈なシュート。こぼれ球をFW湯浅がゴール右隅にグランダーのシュートをたたき込み4点目。

後半21分 後方からのパスを受けたFW鶴巻が左サイドを突破し、中へ折り返すと詰めてきたFW湯浅がシュートし5点目。FW湯浅はハットトリックを完成する。

後半25分 選手交代:DF石川からDF會澤へ。

後半28分 杉並工業が反撃し、ドリブルから1点を返す。

後半35分 選手交代:FW鶴巻からFW茂木へ。

主審の長い笛が鳴り、5-1で、準々決勝進出を決める。

 

内容的には、これほどの差はない。新チームだけに連係プレーが乱れる場面もある。

次戦は、お互いに手の内を知り尽くしている都立武蔵が丘。NSリーグでは、2-0で

勝っているが、豊多摩(1-0)と大泉(0-0PK)を接戦で破り勢いに乗っているので、特に立ち上がり5分、終わりの5分に気を付けて、先制点を取られないように心掛けられたい。

2013.11.23 第2回戦 都立杉並戦    〇西5-0

試合前の円陣第67期チーム
試合前の円陣第67期チーム

 11月23日(土)快晴無風の私立武蔵の緑の人工芝グランドから、第67期新チームの進撃が始まった。66期は白い第2ユニフォームでベスト32を果たしたが、67期はサックスブルーのファーストユニフォームを着用した。全国高校サッカー選手権都大会の好成績で、第5地区の第2シードに位置づけられたが、67期は新チームであり、自分たちのカラーで、チームを作ればよいというメッセージを感じられた。

先発メンバーは、GK佐々木祥彦、CB柴田普天、池田龍、右SB久保歩未、左SB石川晃、中盤は、MF服部智也、下山田勇祐、西田将、FW陣は湯浅太周、中野正樹、鶴巻俊人。(交代出場選手:DF茂木渉、山下広太郎、FW星子瑛治)

 開始早々の2分、MF服部が、正面でフリーになると胸をすくような、低弾道のミドルシュートをゴール右隅に決め、先制する。

息をつく間もなく、4分には、ゴール前の混戦から、FW湯浅が体を反転しシュートを放ち、2点目をたたき出す。

さらに、センターバックの池田がロングシュート、左サイドをDF柴田が快走し、MF西田がシュートする。など伸び伸びボールを回す。

11分に初めて、GK佐々木が体を張ったセーブを行う。

FW中野が緻密にゲームを組み立てなおす。DF久保からFW湯浅へ通し反転シュートを再度試みる。

開始早々の2点奪取からすると、スローダウンに見える展開が続く。しかし、選手たちの放つシュートは、低い弾道であり、決して雑にはなっていない。ボールを支配しているのに、フニッシュがわずかにずれるのは、杉並高校がラインを下げゴール前のチェックを分厚くしているためである。前半は、2-0で終了する。

 

後半に入ると、都立杉並は積極的になり、ロングシュートを放ち、けん制する。強いロングシュートを積極的に打ってくる。杉並のFKの機会も増加する。安易な、GKへのパスは、狙われやすい。西高は時折、左サイドから、DF石川からの縦パスを受けたFW鶴巻がビッグチャンスを作るが、互角の時間が流れる。

こうした、膠着状態を打ち破ったのが、主将のFW中野正樹である。

19分、単身、ドリブルで中央突破し、左隅に鮮やかに3点目を刻む。

20分、相手のエース10番も二人を振り切り、シュートするが、GK佐々木はコースを読んでいた。

22分、右CKをMF下山田がきれいにあげ、混戦から、FW湯浅が豪快に4点目を決める。余裕をもって、交代選手を投入する。(DF山下、DF茂木が入る)

32分、最後まで手を緩めない西高は、左CKから下山田が正確なキックをすると、FW中野主将がジャンプ一番、頭で合わせ5点目を挙げ相手の息の根を止める。

(FWに星子が入る)

35分、杉並のCKを跳ね返したところで、試合終了の主審の長い笛が鳴った。

後半も3点を入れ、5-0で緒戦を見事にクリアした。

67期の新チームは、最高の形で船出した。

杉並戦開始2分MF服部の低弾道の先制ゴール
杉並戦開始2分MF服部の低弾道の先制ゴール
杉並戦中野主将の気迫のヘディングで5点目
杉並戦中野主将の気迫のヘディングで5点目

勝利報告する67期メンバー
勝利報告する67期メンバー