高校総体 観戦記 2014.4~5

国分寺戦後、応援団へ感謝の中野主将挨拶。
国分寺戦後、応援団へ感謝の中野主将挨拶。

都立国分寺戦 観戦記(2014年5月18日) ●西1-2国分寺

先発メンバーは初戦から同じ。3年の67期が10名、68期からは1名。
GK佐々木、CB池田、CB下山田、右SB柴田、左SB茂木、ボランチMF服部、MF西田、
左MF鶴巻、右MF岸、FW中野主将、FW小倉(2年)
(後半交代、岸→右MF會澤、小倉→FW湯浅)(20名の登録は、67期18名、68期2名)
 
(前半)
都大会のため試合時間は、支部予選35分ハーフから、40分ハーフ、延長20分に長くなっています。
プロのカメラマンによる、試合前のチーム写真撮影が行われる。
調布西町グランドの第3試合として14時17分国分寺のキックオフで、試合開始。
いきなり激しい攻防が始まり、ボランチの服部が体を張る。CBの池田、下山田がゴール前を固める。
1分、GK佐々木のロングキックを左MF鶴巻が収め、左サイドから攻撃を仕掛け折り返す。MF服部がゴール前に詰め、先制点を狙う。
3分、右サイドのMF岸が縦に切れ込む。西高は両サイドから攻撃を仕掛ける。
6分、右へ開いたFW中野が縦へドリブル突破を図り、チャンスメークする。
しかし、国分寺は、7分以降中盤を支配し始める。
ベテランの主審は高校サッカーらしく、僅かなラフプレーや、遅れたチャージを見逃さない。
(ボールへの反応を早くし、相手との間に体を入れる。連携でボール奪取し、バックチャージはしない。
また、ファウルスローは絶対しないなど普段から気を付けること)
7分・9分・10分・11分と国分寺がFKから、チャンスを掴み西高ゴールを襲う。
12分には、西高ゴール前の大混戦となり、GK佐々木やCD陣が体を張る。
13分、国分寺の強烈なシュートをGK佐々木が横っ飛び、ナイスセーブ。
西高も反撃に移り、17分下山田がFKをゴール前に合わせ、FW中野がバイシクルシュートを試みる。
しかし、20分中野主将がベンチに下がり、右ひざの手当てを受け、4分間10人で戦う。
この間、MF西田が中盤をつくり、西高へ戻った流れを渡さない。
24分FW中野がピッチに戻る。26分相手ゴール前での大混戦。
28分MF服部とFW小倉が粘りビッグチャンスを作る。
西高の時間帯かとみえたが、国分寺はカウンターに出る。
31分国分寺は左サイドから攻撃に転じ、中央へ通し、9番が西高DFを振り切り、
ミドルシュートを放つと、ボールはゴール左ネットへ。国分寺が先制点を奪う。
32分、西高は反撃し、左SB茂木が相手陣内の深いところで粘る。
36分以降は、再び国分寺のペースとなり次々とFKから西高ゴールへ迫る。
40分丁度に、主審は笛を吹き、0-1で前半を折り返す。
 
(後半)
両軍メンバー交代なし。西高のキックオフで再開する。
立ち上がりも、やや国分寺ペース。
6分、2年生FW小倉を、3年生FW湯浅大周へ交代する。
湯浅は、高さがありフィジカルが強く、ポストプレイができ、得点能力の高いCFタイプの選手。
入ると直ちにMF岸からのチャンスボールに反応しシュートを放つ。
7分、右CKのチャンスにFW中野がヘディングシュートを放つ。
9分、右MF岸に代わり、MF會澤を投入する。
CBの池田と下山田が安定し、中盤を支配するようになる。
右SB柴田がよくコーチングしMF會澤との連携も機能する。
前半のように、軽微なファウルを取られ、FKからゴール前へ攻め込まれるシーンは、後半少なくなる。
19分、FW中野がドリブル突破で3人をかわし、ビッグチャンスを作り、右CKから服部がヘディングシュートを放つ。
24分、国分寺は右CKのチャンスからゴールしたが、オフサイドの判定。
28分、右SB柴田のロングスローに合わせ、FW中野はバイシクルシュート。ゴールはならず。
29分、右サイドを鶴巻、31分左サイドから會澤がチャンスを作る。
32分、国分寺の9番がシュートを放つと、FW中野の頑張りで逆襲し左CKを取る。
国分寺には、スタミナ切れの選手も散見されるようになり、中盤を省略するような攻撃になる。
35分、国分寺GKが遅延行為でイエローカードを取られる。
     西高のFKは、ゴール枠内をとらえたが国分寺GKがキャッチ。
36分、前懸り気味にゴールへ迫る西高に対し、国分寺はシンプルな反撃から、
     ミドルシュートを放つと、西のゴールに吸い込まれ2点目となる
37分、西高は左FKのチャンスを掴むと、GK佐々木も攻撃参加する。
    ゴール前のビッグチャンスから鶴巻のシュートは、相手守備陣が体でブロック。
38分、左CK、右CKと、立て続けに西高がゴール前に迫る。
39分、西高はFKをゴール前に放り込み、FW湯浅が押し込み、ついに西高が1点を返す。
40分、審判は、アディショナルタイムとして4分を取る。
この間、西高は攻め込み続け、CB池田、GK佐々木がヘディングシュート合戦に加わる。
44分、最後まで死力を尽くしたが、ついに、主審の長い笛が吹かれ、1-2で惜敗した。
 
都立西高のチームは、国分寺を上回る技術を持っていたし、スタミナ面も、十分備えていた。
67期68期の選手にとり、この敗戦は、まことに残念に思います。
都大会で戦い、何を修正し強化すべきかが、選手一人ひとり具体的に見えてきたと思います。
また、都大会出場で掴んだ自信もあると思います。サッカー選手としての個性を磨くことができました。
67期は、3年生として、本大会で引退するか、夏まで続けるか悩むと思います。
どちらの選択をとるにしても、サッカーを愛し続けていただきたい。
 
ここまで、ご指導いただきた、高橋先生、寺島先生と平山先生・北川先生・斉藤先生に感謝申し上げます。
応援に駆けつけてきたOB・OGや父母会のみなさまありがとうございました。
2014高校総体 都大会試合結果.pdf
PDFファイル 86.6 KB
2014高校総体南支部試合結果.pdf
PDFファイル 109.8 KB

都立芦花戦 観戦記(2014年5月3日) 〇西3-0都立芦花

一瞬のスキを突くFW中野主将の先制点
一瞬のスキを突くFW中野主将の先制点
守備の要CB池田のヘディング(白)
守備の要CB池田のヘディング(白)
GK佐々木の堅実な守備
GK佐々木の堅実な守備

2年生FW小倉(左端)のループ気味のロングシュート
2年生FW小倉(左端)のループ気味のロングシュート
先発メンバーは初戦と同じ。新3年の67期が10名、68期からは1名。
GK佐々木、CB池田、下山田、右SB柴田、左SB茂木、
ボランチMF服部、MF西田、左MF鶴巻、右MF岸FW中野主将、小倉(2年)
(後半交代、右MF會澤)67期10名、68期1名(20名の登録は、67期17名、68期3名)
 
(前半)
第一試合の日大三高対田無が延長・PK戦となったため、試合開始が大幅に遅れる。
25度を超える夏日であり、アップの仕上がり調整に気を遣ったのではないか。
風は、微風が横に流れる程度。砂塵が舞うことはなかった。
11時50分西高のキックオフ。
立ち上がりから、先制点を巡って激しい攻防。
1分、はやくもFW小倉が初シュートを放つ。
3分、芦花の攻撃を、CB池田が体を張って阻止。
4分、MF鶴巻が守備面でも貢献。
6分、芦花のシュートから、CKのピンチ。西高DF陣が大車輪。
次第に西高は、MF西田,MF服部のボランチコンビが機能し中盤を作る。
FW中野がゴール前に迫る。主に、左サイドのMF鶴巻を走らせ攻撃するが、
芦花の守備陣は、なかなか固い。
16分、中央でFW中野がドリブルで3人をかわし、右MF岸へパス。
MF岸が右サイドを突破。自ら岸がシュートするが惜しくも右サイドネット。
DF陣は、CB池田を中心にSB茂木がファイトを漲らす。
17分、激しい守備で負傷しピッチを10分間ほど外したCB下山田は復帰する。
両軍互角の中盤勝負で、シュートまでなかなか行かない膠着状態となる。
しかし、試合が動いたのは、やはり残り5分となったころから。
30分先に芦花がセンターリングからヘッドで口火を切る。
32分ゴール前で、CB池田が必死のクリア。GK佐々木が好判断をみせる。
GK佐々木は、カウンターの起点となるロングキックをFW中野に合わせる。
33分、右のMF岸からFW中野へパス。中野は左へ展開すると思わせ、鋭いシュートを左隅に決める。
相手GKの虚をつく、クレーバーな中野らしい先制ゴール。試合の主導権を西高が握る貴重なゴール。
34分、MF岸が足を痛めるが、まもなくピッチに戻る。
36分、主審は前半終了の笛を吹き、1-0で折り返す。
ちなみに、主審はベテランの方で、高校サッカーの主審として、ラフプレーに対し実に的確かつ公平にジャッジされていた。
西高は千歳丘戦に時折みられた明らかなオフサイドは、修正できていた。
 
(後半)
メンバー交代はなく、芦花のキックオフで再開。
2分、互角の展開。ボランチ服部、西田が中盤を落ち着かす。服部がトップ下に入るなど変化もつける。
7分、DFのトラップがもたつき、ファウルを犯し、芦花にFKを与えピンチを招く。
   (体の正面で、しっかり胸で止める基本を身に着け実行すること)
9分、芦花の時間帯。西ゴール前の大混戦。DF陣とGK佐々木が体を張り、必死にボールを掻き出す。
   MF岸も懸命のブロックをみせる。
12分、ピンチをしのいだ、GK佐々木はロングキックで、FW小倉まで通す。
FW小倉は、トラップすると一人をかわし、相手GKの位置を確認し、思い切りループ気味にロングシュート。
ふわりと相手ゴールの右ネットを揺らす。唯一先発している2年生小倉の貴重なゴールで、2-0.
再び試合の主導権を西高が取り戻す。
しかし、芦花もあきらめない。
13分、芦花は、正面からシュート。GK佐々木の好セーブ。
15分、芦花は、GK佐々木と1対1に。またしても、GK佐々木が体で抑え、1点ものを阻止する。
16分、西高が相手ゴール前でビッグチャンスを作り、大混戦から、MF服部が右足でゴールネットを揺らす。
西高が勝負を決める3点目を獲得する。3-0.
18分、大きな怪我から復帰し、この試合も大健闘していたMF岸に代わって、
千歳が丘戦で1得点1アシストをあげたMF會澤がピッチに入る。
20分、MF鶴巻がトップに入るなど、ポジションチェンジを試してみる。
29分、31分、34分 芦花は、最後まであきらめず、1点を目指して、西高ゴールへ迫る。
西高守備陣は、最後まで集中力を切らさない。
37分、主審は、試合終了の長い笛をようやく吹き3-0。
西高67期68期は、念願の都大会進出を決めることができた。
 
スコアは、3-0ですが、試合内容はほぼ互角の展開でした。
しかし、2試合で得点7を挙げた芦花の厳しい攻撃を、零封した、西高守備陣が、自信をつけた試合といえる。
都大会では、当然更に厳しい攻撃にさらされる。
高校生は、真剣勝負の試合を重ねることで、格段の進歩をみせる。
レベルが高い試合では、体の使い方やトラップなど、基本の差が如実に現れる。
都大会までの1週間は初心に帰って、体の入れ方や、
強いボールのトラップなど基本の反復練習は欠かせないのではなかろうか。
 
幸い、67期のFW中野、MF服部、CB池田は、昨秋すでに都大会を経験し、1回戦を突破した経験がある。
控えの選手も含めて、どの選手も1試合、1試合成長している。
勝負を決める時間帯での集中力は素晴らしい実績がある。

 

自信をもって、都大会に臨んで頂きたい。

都立千歳丘戦 観戦記 (2014年4月29日) 〇 西 5-0 都立千歳丘

前半6分鶴巻の先制ゴール
前半6分鶴巻の先制ゴール
後半1分FW中野主将のFKで2点目
後半1分FW中野主将のFKで2点目

小倉の折り返しにMF會澤が豪快に3点目
小倉の折り返しにMF會澤が豪快に3点目
鶴巻のセンタリングに飛び込む西田4点目
鶴巻のセンタリングに飛び込む西田4点目

會澤のセンタリングに中野がヘッドで5点目
會澤のセンタリングに中野がヘッドで5点目
得点した會澤を祝福する西高イレブン
得点した會澤を祝福する西高イレブン

(都立千歳丘戦観戦記)
会場の都立野津田高校は、ここが東京都かと感心するくらい、自然に恵まれた環境にありました。野津田高校、サッカーの男子は、東京都ベスト16、しかも女子サッカー部もある、サッカー都立実力校で、広大なグランドです。
都立西高サッカー部第67期と68期は、高校総体南支部予選に、1回戦シード、
2回戦として満を持して4月29日初戦を迎えました。先発メンバーは新3年の67期が10名、68期からは1名。GK佐々木、CB池田、下山田、右SB柴田、左SB茂木、ボランチMF服部、トップ下MF西田、左MF鶴巻、右MF岸、FW中野主将、小倉(2年)(後半交代、右MF會澤)  (20名の登録は、67期17名、68期3名)
(前半)
12時50分西高のキックオフ。立ち上がりから、左サイドを香車のように、左MF鶴巻が走り、チャンスメークする。大怪我から復帰したMF岸が鶴巻の折り返しに走りこむ。2年生FW小倉は、中央で粘りを発揮し、相手GKの至近距離からビッグチャンスを作り出す。
6分、スルスルと走りこんだMF鶴巻が、GKと1対1になり、ゴール左に、グランウンダーで、先制ゴールを決める。シードされ、初戦となったこの試合で、開始6分のゴールは、西高にとり、とても大きいアドバンテージであった。西高のパスサッカーは、順調に展開すると思われた。ボランチの服部を起点に、トップ下の西田から、次々とパスが繰り出され、中野のキープとスルーパスから、鶴巻の折り返しや、岸の突込みなど、西高らしい、展開が繰り出された。
しかし、勝負を決めるには、もう一山も二山もあった。それは、2つ課題があったように思います。第一は、ラストパスの精度です。
第二は、オフサイドラインに簡単に引っかかってしまうことです。
千歳丘は、高度なオフサイドラインを引けるレベルのチームとはいえません。しかし今日の前半の西高チームは、オフサイドをしばしば取られていました。主審の眼により、この選手は簡単にオフサイドラインを超えると思われたら、主審は副審の旗を「即、オフサイド」にします。押しながら、2点目を取れなかった原因のひとつは簡単にオフサイドを取られ、リズムを作れなかったことではないかと、私は、見ていました。主審は、35分丁度で、前半終了の笛を吹きました。
(後半)
運動量が多かった故障明けの左MF岸に代わり、MF會澤が入る。千歳丘のキックオフで始まりましたが、1分相手左ゴール前で、FKのチャンスを獲得しました。主将中野は、極めて冷静に、グラウンダーのシュートを、ゴール左隅に決めました。この試合を決定する2点目を獲得しました。私は、アトランタ五輪の中田英寿のグランウンダーのFKを想い出しました。キーパーが一番取りずらいのは、グランウンダーをゴール隅に刺された時です。時間帯も最高です。
この得点を機に、後半、岸に代わって投入された、MF會澤を始め全員の動きが躍動してきました。CKを蹴るMF下山田のボールにDF池田がジャンプしたり、フィールドの10人全員が、ゴールへの意識が向上しました。
20分、鶴巻などが作り、FW小倉のパスを、走りこんだMF會澤が見事に右足で、ゴール左サイドネットを揺らし、3点目。
23分、ゴール前に攻め込み、鶴巻の折り返しを、トップ下の西田がヘディングで決め、4点目。
30分、右サイドを切り裂いた、MF會澤が見事なセンターリングを折り返すと、きっちりゴール前に走りこんだFW中野が、勝負ありの5点目。
36分に主審は、ノーサイドの笛を鳴らした。
 
後半は、中野主将の、クレバーなFKにより、西高のリズムを手繰り寄せ、西高サッカー部らしい展開となり、結果は快勝となった。
しかし、目指す目標は高い。67期68期チームは、今日の反省点を活かし、5月3日の試合を勝ち抜き、都大会でその真価を見せて頂きたい。

 

(写真は、67期父母会有志の方の撮影です)